誤差(その1)

いつも手で引いたパターンをトレーシングペーパ―にトレースしてパターンナーさんに渡し、工業化してもらっているのですが、そのなかでどうしても誤差がパターンに出てしまいます。手引きだと直角などがCAD上の直角とはずれが生じていたりするのでそのひずみがどこかに現れてきます。また、トレーシングペーパー自身が湿度などで縮むこともありますし、私の使っている定規とパターンナーさんの使っている定規が違うことで同じ寸法でも違いが出てくるらしいです。2014-15AWの制作中に1/4身で2mmほど小さくなるということがありました。1/4身で2mmということは一周で8mmも小さくなるのでこれは大問題です。このことをきっかけにこの誤差を極力小さくしていく方法を模索しはじめました。
(つづく)

2014-15AWシャツ

2014SSで今までやってきたシャツのスタイルは一段落させて、2014-15AWのシャツからは袖つけで新しいチャレンジをしようと思っています。実際トワルを組んでみてなかなか良さげですが、今までのほうがいいのかチャレンジしたもののほうがいいのか最終的な判断はある程度の型数のトワルが出来上がってコレクション全体をみてから決定したいと思います。

2014-15AW身頃原型のマイナーチェンジ

身頃原型は前シーズンからそのままでスカート原型のみ調整しましたが、2014-15AWの制作を進めていくに連れて、後身頃の背中と脇の境界線のいわゆる「ピボット」の位置を現状より下げたほうが、アームホールの形状や袖つけがより自然になることに気がついたのでジャケット原型、コート原型を含めてマイナーチェンジ。早く気づいてよかったぁ。

2014-15AW最初のサンプル

先日職出ししたサンプルが出来上がってきました。
だいたいOKですが、かま底をもう少し繰り下げたほうが、バランス的には良さそうです。
これでだいたいの構造や身巾のサイズ感などが決められたので、これをベースに2014-15AWの制作を進めたいと思います。

2014-15AWカットソー

他に先行してサンプルを上げなければならないのが1型あるので動き出しました。
今シーズンのパターンの考え方の基本となるもので、新しい挑戦が盛り込まれたものなのですこし時間がかかりました。
今までコートやジャケットで身頃から裁ち続きの袖のアイテムを数多く作ってきました。とはいえ私が作り続けているものは二面構成の脇から袖下を大きなカーブでつなげるようないわゆる「ドルマンスリーブ」といわれるものではなく、通常のセットインスリーブと比べても、かま底をそれほど繰り下げずに袖下の運動量を保持した立体の構成を残したものです。
ただこのような袖を構成する場合、袖下の立体を構成するために角縫いのための切り込み箇所が発生するので、裏地のつかないものやカットソーではできないという欠点がありました。
そこで今回取り組んだのはデザイン線の工夫で角縫いをなくし、裏地のつかないものでも作れるような構造に取り組みました。
パターンナーさんに工業化してもらうためのトレースに出すのもぎりぎりまで待っていただいて納得いくまでやり直していいカンジのものになったと思います。サンプルが上がってきたら再度確認して新シーズンのパターンの方向性を確認したいと思います。

2014-15AWスカート原型の調整

身頃の原型は修正の余地がない域に現状では達しているので、調整する原型はスカート原型のみ。
2014SSでパンツのパターンを引いたことで脇線の概念が今までのスカート原型では対応できなくなったので、その調整が一番大きな変更点です。今まではヒップライン上で前スカート巾と後スカートの巾に差をつけていたのを前後同寸にしました。これでパンツもスカートも同じ概念でパターンが作成でき、前ウエストのダーツ分量が減ったので、前の2本ダーツを1本ダーツに修正するのも容易になりました。

2014SSパンツ

かれこれ5年ほどの間パンツのパターンはパターンナーさんに任せていたのですが、今回ひさびさに引いています。とはいえ長いブランクでノウハウがないので、最初はメンズも含めた色々なパターンの本に書かれているパンツの引き方を比較してみることからはじめました。

それから、ひとつひとつのデザインどうこうよりもパンツのパターンのルールを確立するために、ひとつひとつ完成させて進めるという方法ではなく、1つめのパターンを引き、トワルを組んで確認してから、修正はせずにそこで得たノウハウを持って別のデザインのパンツを引く。そしてそのトワルを組んで確認してから、修正はせずにまた次のパンツに進むという方法でパターンを作成しています。

徐々に良くなってきていますが、まだ表に出せるレベルではないので3巡目の修正に取りかかっています。細身のパンツほど脚長でほっそりと見えるように作らないと行けないので、なかなか難しいですが、奥が深くて面白いです。

2014SSパターン作成 Tシャツ

すでにスタートしているパターン作成ですが、今回はTシャツからはじめました。GW中に何型かパターンだけは引いておいたので、出張と現物の準備の合間にトワルを組み、チェックするといった進め方をしています。
原型でカマ巾を調整したおかげで正面から見た時のAHのラインがきれいに見えるようになりました。

2014SSスカート原型の調整

全体の寸法はそのままで今回はバランスの調整。ヒップまわりの前後差のバランスを変更し、それにともないウエストまわりのダーツの配分を変更しました。
これで今期の原型の調整は終わり。

2014SSコート原型

先日作成したジャケット原型同様、前後の身巾のバランスを同じになるように操作しました。これで身頃の原型制作は終わり。あとはスカート原型の調整に取り組みたいと思います。


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